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精神疾患患者はがん検診の受診率低い

2019年12月20日  専門誌ピックアップ

精神疾患患者と一般集団のがん検診受診率の格差を47試験(対象471万7839例)の系統的レビューとメタ解析で検討。対象は精神疾患患者50万1559例および対照421万6280例(女性69.85%)で、検診の種類は乳がん、子宮頸がん、大腸がん、肺および胃がん、卵巣がん、前立腺がんだった。 その結果、何らかの精神疾患を有する患者は一般集団に比べて、全がん検診(オッズ比0.76、95%CI 0.72-0.79)、乳がん検診(同0.65、0.60-0.71)、子宮頸がん検診(同0.89、0.84-0.95)、前立腺がん検診(同0.78、0.70-0.86)の受診率が有意に低かった。大腸がん検診の受診率に精神疾患患者と一般集団で差はなかった(同1.02、0.90-1.15)。 ...