片頭痛にubrogepant、症状消失効果高い

片頭痛（前兆症状の有無を問わず）を有する成人1672例を対象に、1回の片頭痛発作に対する治療としての経口小分子カルシトニン遺伝子関連ペプチド受容体拮抗薬ubrogepantの有効性および安全性を無作為化試験で検討した。 その結果、投与2時間後の頭痛消失率はプラセボ群11.8％、ubrogepant 50mg群19.2％（プラセボとの比較で多重性を調整後のP＝0.002）、ubrogepant 100mg群21.2％（P＜0.001）、最もつらい片頭痛関連症状の消失率はプラセボ群27.8％、50mg群38.6％（P＝0.002）、100mg群37.7％（P＝0.002）だった。特に頻度の高い有害事象は悪心、傾眠、口内乾燥で（0.4-4.1％）、100mg群の発現頻度が高かった（2.1-4.1％）。 ...