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新型コロナウイルス、早期の感染動態が明らかに

2020年1月30日  New England Journal of Medicine

新型コロナウイルス(2019-nCoV)感染による肺炎(NCIP)の疫学的特徴を明らかにすべく、2019年12月-2020年1月22日までに2019-nCoV陽性が確認された425例のデータを解析。急激に感染者が増加した早期段階での疫学的な患者倍加時間と基本再生産数を推計した。 425例の年齢中央値は59歳で、56%が男性だった。2020年1月1日以前に発症した55%には武漢海鮮卸売市場と何らかの関連が認められ、1月2日以降の発症例では同市場との関連は8.6%だった。潜伏期間中央値は5.2日で、分布の第95パーセンタイルは12.5日だった。早期段階で、NCIPの流行規模は7.4日ごとに2倍になった。感染鎖の連続症例間の発症日の間隔と定義した発症間隔は7.5日(中央値)で、基本再生産数は2.2と推計された。 ...