子宮筋腫の重度月経出血にelagolix併用が有効

子宮筋腫に伴う過多月経女性790例を対象に、add-back療法と併用した経口ゴナドトロピン放出ホルモン拮抗薬elagolix投与の経血量減少効果を2件の二重盲検無作為化プラセボ対照第III相試験（UF-1試験とUF-2試験）で検討した。 主要評価項目（最終投与月の経血量が80mL未満かつベースラインから50％以上減少）の達成率はUF-1試験で併用群68.5％、プラセボ群8.7％、UF-2試験で76.5％、10％だった（いずれもP＜0.001）。併用群ではプラセボ群より顔面紅潮と不正子宮出血が有意に多かった。elagolix単独投与と比較の結果、エストロゲン低下作用、特に骨密度低下がadd-back療法で弱まることが示された。 ...