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スタチンは卵巣がん発症を抑制するか(2020/9/20訂正)

2020年3月3日  Journal of the American Medical Association

スタチンの標的HMG-CoA還元酵素の機能低下に関連する遺伝子の一塩基多型(SNP)を用いた遺伝的阻害(genetically proxied inhibition)と上皮性卵巣がんの関連を検討。卵巣がん協会コンソーシアム(OCAC)の浸潤性上皮性卵巣がん患者2万2406例と対照者4万941例、BRCA1/2遺伝子変異調査コンソーシアム(CIMBA)のBRCA1/2変異陽性上皮性卵巣がん患者3887例と対照者2万7561例を対象とした。 その結果、LDLコレステロール1mmol/L低下に相当するHMG-CoA還元酵素の遺伝的代替阻害が上皮性卵巣がんオッズ低下(オッズ比0.60、95%CI 0.43-0.83、P=0.002)、BRCA1/2変異保有者では卵巣がんリスク低下(ハザード比0.69、0.51-0.93、P=0.01)と関連を示した。 【訂正】2020年9月20日に以下を訂正しました。 見出し「スタチンで卵巣がんリスク40%低下の可能性」を「スタチンは卵巣がん発症を抑制するか」に変更しました。お詫びして訂正します。 ...