IVLBCLへのR-CHOP＋MTX＋髄腔内化学療法が有望

日本国内で未治療の血管内大細胞型B細胞リンパ腫（IVLBCL）患者38例を対象に、R-CHOP（リツキシマブ、シクロホスファミド、ドキソルビシン、ビンクリスチン、プレドニゾロン）＋高用量メトトレキサート＋髄腔内化学療法の安全性および有効性を多施設共同単群第II相試験で検討した（PRIMEUR-IVL試験）。 追跡調査期間中央値3.9年で、主要評価項目の2年無増悪生存率は76％だった（95％CI 58-87）。最も多く見られたグレード3-4の有害事象は好中球減少症および白血球減少症で、全例に報告された。重篤な有害事象は、低カリウム血症、低血圧を伴う発熱性好中球減少症、高血圧および脳内出血だった（各1例）。治療関連死亡は認められなかった。 ...