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高齢CKD患者、会話中の歩行で認知運動干渉増加

2020年3月31日  専門誌ピックアップ

身体障害がない地域在住の高齢者330人を対象に、会話中の歩行による慢性腎臓病(CKD)患者の歩行異常および認知・運動干渉への影響を検討。参加者のCKD有病率は41%だった。 多変量線形スプライン回帰解析の結果、CKD患者群で推算糸球体濾過量(eGFR)の10mL/分/1.73m2低下が3.3cm/秒の歩行速度低下、1.8cmの歩幅短縮、1.1%の遊脚相時間短縮、1.4%の両脚支持時間伸長と関連が見られ、会話しながらの歩行は歩行のみと比べて、遊脚時間短縮度の1.8%低下、立脚時間伸長度の0.9%増加と関連が見られた。eGFRの10mL/分/1.73m2低下が、会話中の歩行および二重課題への変化率dual-task costともに0.2SDの成績不良と関連が見られた。 ...