1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. デング熱ワクチン候補、進行中P3で有効性確認

デング熱ワクチン候補、進行中P3で有効性確認

2020年4月1日  Lancet

デング熱流行地域のアジアとラテンアメリカで4-16歳の健康な小児2万99人を対象に、4価デング熱ワクチン(TAK-003)2回接種の有効性、安全性および免疫原性を進行中の無作為化プラセボ対照第III相試験で評価(TIDES試験)。ワクチン接種18カ月時の解析結果が報告された。 その結果、全体のワクチン有効率は2回目接種後30日から11カ月間(主要評価項目)で80.2%(95%CI 73.3-85.3)、17カ月間で73.3%(66.5-78.8)だった。副次評価項目の解析で、ワクチン接種前の血清反応が陽性だった場合の有効率は76.1%(68.5-81.9)、陰性だった場合の有効率は66.2%(49.1-77.5)だった。重篤な有害事象の累積発生率はTAK-003群4.0%、プラセボ群4.8%で同等だった。 ...