HER2陽性乳がん、ペルツズマブ上乗せでOS改善
2020年4月7日
The Lancet Oncology
HER2陽性転移性乳がん患者808例を対象に、ペルツズマブ+トラスツズマブ+ドセタキセル併用療法の有効性と安全性をプラセボ+トラスツズマブ+ドセタキセルと比較した第III相試験(CLEOPATRA試験)の最終解析結果を報告。追跡期間中央値はペルツズマブ群99.9カ月、プラセボ群98.7カ月だった。 全生存期間解析はプラセボ群からペルツズマブ群にクロスオーバーされた症例をプラセボ群に含めたintention-to-treat populationで実施した。その結果、全生存期間中央値はペルツズマブ群57.1カ月、プラセボ群40.8カ月(ハザード比0.69、95%CI 0.58-0.82)、8年時の全生存率(OS)はそれぞれ37%、23%だった。最も頻度の高いグレード3-4の有害事象は好中球減少症だった(ペルツズマブ群49%、プラセボ群46%)。 ...
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