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COVID-19重症例管理にS/F比とリンパ球数が重要

2020年4月12日  専門誌ピックアップ

中国・湖北省武漢市の華中科技大学同済医学院付属同済病院で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)重症患者の臨床的特徴と転帰を検討。2020年1月25日から2月25日の間に、同院の集中治療室(ICU)に入室した重症または重篤COVID-19患者344例を対象とした。重症度は、中国の新型コロナウイルス肺炎診療ガイドライン第6版の定義を基に分類した。生存評価項目をICU入室28日時の死亡とした。 対象患者のうち133例(38.7%)がICU入室から28日以内に死亡した。生存した211例と比べると、死亡例は高齢で、60歳以上の割合が高く、年齢が10歳上がるごとに死亡リスクが58%上昇した(ハザード比1.58、95%CI 1.38-1.81、P<0.001)。生存率に性差は見られなかった。 死亡例は生存例と比べると、呼吸困難を呈する割合が高く、併せて頻呼吸とSpO2/FiO2(S/F)比低値が見られた。S/F比は急性呼吸窮迫症候群(ARDS)発症と負の関連を示し、S/F比が10単位増加するごとに死亡率が10%低下した(ハザード比0.90、95%CI 0.88-0.92、P<0.001)。...