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NSCLCの化学放射線療法にPET治療計画で局所制御能改善

2020年4月17日  The Lancet Oncology

オーストリア、ドイツ、スイスの24施設で、根治的同時化学放射線療法を実施した局所進行非小細胞肺がん(NSCLC)患者205例を対象に、18F-FDG-PETを用いた放射線治療計画による標的体積縮小の実現可能性と有効性を非盲検無作為化比較試験で検討した(PET-Plan試験)。 その結果、主要評価項目に規定した局所領域進行は、per-protocol集団(172例)で1年時に18F-FDG PET単独群の14%、従来の治療計画群(18F-FDG PETとCTによる標的体積描出+予防的リンパ節照射)の29%に認められ、ハザード比が0.57(95%CI 0.30-1.06)で非劣性マージン1.25を下回ったため、18F-FDG PETに基づく治療計画の非劣性が示された。グレード3以上の有害事象は従来治療計画群16%、18F-FDG PET単独群16%、晩期毒性は12%、10%で発生した。 ...