減塩で中国の心血管疾患死46万件回避の可能性（2020/5/7訂正）

中国の成人集団を対象に、家庭で食事中や料理中に使用する食塩（ナトリウム塩）をカリウムが豊富な食塩代替品（塩化カリウム20-30％）に置き換えた場合の死亡率や心血管疾患（CVD）による死亡にもたらす効果をモデリング研究で検討した。 その結果、食塩代替品への置き換えでCVD死を年間約46万1000件回避できると推定された（中国の年間CVD死の11.0％に相当）。食塩代替品の摂取で、慢性腎臓病患者の高カリウム血症に関連する追加のCVD死が年間約1万1000件発生する可能性が示された。正味の効果として、CVD死が集団全体で年間約45万件減少、慢性腎臓病患者で年間約2万1000件減少すると推定された。 【訂正】2020年5月7日に以下を訂正しました。 見出しの「減塩塩で中国のCV死46万件回避の可能性」を「減塩で中国の心血管疾患死46万件回避の可能性」に変更しました。 ...