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緑内障の視野障害進行度判定法3種を比較

2020年5月7日  JAMA Ophthalmology

原発性開放隅角緑内障患者567例の729眼を対象に、視野障害の進行度を判定するポイントワイズ法を後ろ向き観察コホート研究で検討。緑内障視野進行解析(guided progression analysis:GPA)、点別線形回帰(pointwise linear regression:PLR)、緑内障リスク指標(glaucoma rate index:GRI)の3種を比較した。 その結果、中央値8.9(IQR 7.3-10.4)年の追跡で、視野障害が進行していると判定された眼の割合は、それぞれGPAが27.7%、PLRが33.5%、GRIが52.9%だった(ペアワイズ差:GRI vs. PLR 20%、95%CI 17-23%、GRI vs. GPA 25%、95%CI 22-29%、PLR vs. GPA 6%、95%CI 3-9%、McNemar検定でいずれの比較もP<0.001)。視野障害の進行を検出するまでの期間の中央値はGRIが8.8(IQR 2.4-10.5)年で、GPAとPLR(いずれも16年超)に比べて最も短かった。 ...