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ベンゾ系薬とZ薬に認知症発症との関連見られず

2020年5月7日  American Journal of Psychiatry

デンマークの全国患者登録を用いて特定した20歳超の情動障害患者23万5465例を対象に、ベンゾジアゼピン系薬、Z薬(非ベンゾジアゼピン系薬)、その他の抗不安薬と認知症発症との関連をコホート研究とコホート内症例対照研究で検討した。 その結果、75.9%(17万1287例)がベンゾジアゼピン系薬またはZ薬を使用しており、中央値6.1(四分位範囲2.7-11)年の追跡期間中に9776例(4.2%)が認知症の診断を受けた。多変量調整後、ベンゾジアゼピン系薬とZ薬の使用はいずれも認知症と関連が見られなかった。コホート解析で、ベースラインのベンゾジアゼピン系薬とZ薬の処方数および累積投与量と認知症に関連は見られなかった。 ...