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喉頭がん放射線療法、ATM遺伝子変異で効果を予測

2020年5月9日  The Laryngoscope

体外照射療法を受けたT1-2早期喉頭扁平上皮がん(LSCC)患者141例を対象に、放射線療法の効果を予測する新規バイオマーカーを探索。毛細血管拡張性運動失調症変異遺伝子のpATM、チェックポイントキナーゼのpChk2およびp53発現レベルと局所制御の関係を単変量および多変量Cox回帰分析で評価した。 その結果、高pATM発現例では局所コントロールが有意に不良だった(ハザード比2.14、95%CI 1.08-4.24、P=0.03)。pChk2およびp53発現と局所コントロールに有意な関連は認められなかった。高pATM発現と局所コントロール不十分との関連は、声門上LSCCに対してのみ認められた(同10.9、1.40-84.4、P=0.02)。 ...