青年期うつ病と早期うつ病、関連示す報酬回路に違い
2020年5月10日
American Journal of Psychiatry
3-5歳時から年1回、精神症状を評価していた青年の縦断的サンプル(131例)を用いて、脳の報酬処理に関与する皮質(島皮質、前帯状皮質)-線条体(尾状核、被殻、側坐核)回路と現在のうつ病および累積のうつ病歴との関連を検討。金銭報酬課題を用いた機能的MRI検査を実施し、金銭的な損益に対する脳の反応を測定した。 その結果、現在のうつ病重症度は、側坐核でのみ報酬への期待に対する反応性低下と関連を示した。累積のうつ病重症度は、皮質-線条体回路全体(線条体、前帯状皮質、島皮質)で報酬の期待に対する反応の鈍化と関連した。 ...
m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療専門サイトです。会員登録は無料です。