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高リスク前立腺がんに超拡大骨盤リンパ節郭清術は実行可能

2020年5月11日  European Urology

リンパ節浸潤(LNI)リスクが非常に高い(予測ノモグラムでリスク30%以上)限局性前立腺がん患者41例を対象に、ロボット支援根治的前立腺摘除術(RP)と10ステップモノブロック拡大骨盤リンパ節郭清術(ePLND)、続いて5ステップモノブロック超拡大骨盤リンパ節郭清術(sePLND)を施行。リンパ節の収量および周術期の合併症による評価でsePLNDの実行可能性を検討した。 その結果、摘出リンパ節数は中央値23個(四分位範囲19-29個)、RPとePLNDとsePLNDを合わせた手術時間は中央値256分だった。患者の54%にLNIを認め、リンパ節1個5例、2-5個5例、6個以上12例だった。周術期合併症として、3例(7.3%)にClavien分類グレードI-II、4例(9.7%)にグレードIII以上の合併症が発生した。 ...