成人ADHDにグアンファシン徐放剤、症状を有意に改善
注意欠陥・多動性障害(ADHD)の日本人成人患者201例を対象に、グアンファシン徐放性製剤(GXR)の有効性および安全性を第III相無作為化プラセボ対照試験で検討した。 その結果、10週時の日本語版成人用ADHD評価尺度IV(ADHD-RS-IV)総スコアのベースラインからの変化量の最小二乗平均値はGXR群-11.5±1.10、プラセボ群-7.27±1.07で、GXR群で改善度が統計的有意に高かった(P=0.0005、効果量0.52)。治療下で発現した有害事象(TEAE)発生率はGXR群81.2%、プラセボ群62.0%、TEAEによる治療中止率は19.8%、3.0%だった。GXR群で発生した主なTEAEは傾眠、口渇、血圧低下などで、ほとんどが軽度ないし中等度だった。 ...
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