COVID-19重篤化の危険因子に入院時のSpO2、炎症マーカー
2020年5月30日 British Medical Journal
米ニューヨーク市とロングアイランドで、2020年3月1日から4月8日までに新型コロナウイルス感染症（COVID-19）罹患が確定した患者5279例（年齢中央値54歳、49.5％が男性）を対象に、臨床的特徴と重症度の関連を検討。2741例（51.9％）が入院し、5月5日まで追跡した。 入院した2741例のうち1904例（69.5％）が退院、665例（24.3％）がホスピスケアに移行または死亡した。機械的換気を要した647例（23.6％）のうち391例（60.4％）が死亡し、170例（26.2％）が抜管または退院した。 最も強い入院の危険因子は年齢で、調整オッズ比が45歳以上の全年齢グループで2超、75歳以上で37.9（95％CI 26.1-56.0）だった。その他のリスクに、心不全（オッズ比4.4、95％CI 2.6-8.0）、男性（同2.8、2.4-3.2）、慢性腎臓病（同2.6、1.9-3.6）、BMI増加（BMI 40超で同2.5、1.8-3.4など）があった。年齢以外の最も強い重篤化リスクには心不全（同1.9、1.4-2.5）、BMI 40超（同1.5、1.0-2.2）、男性（...