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英COVID-19患者、院内死亡の危険因子

2020年6月5日  British Medical Journal

英国で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)入院患者の院内死亡の危険因子を前向き観察コホート研究で検討。2020年2月6日から4月19日までにイングランド、ウェールズおよびスコットランドの急性期病院208施設に入院したCOVID-19患者2万133例を対象とした。主要評価項目は、高度依存ユニットまたは集中治療室への入室と院内死亡とした。 COVID-19で入院した患者または院内でCOVID-19の診断を受けた患者の年齢中央値は73歳で、60%が男性だった。入院前の症状発現期間中央値は4日間だった。多かった併存疾患は、慢性心疾患(31%)、合併症のない糖尿病(21%)、非喘息慢性肺疾患(18%)だった。報告日の時点で、41%が退院、26%が死亡、34%が入院中だった。17%が高度看護病棟ユニットまたは集中治療室入室を要した。機械的換気を実施した患者のうち、17%が退院、37%が死亡、46%が入院中のままだった。年齢上昇、男性、併存疾患(慢性心疾患、非喘息慢性肺疾患、慢性腎臓病、肝疾患、肥満)に院内死亡との関連が見られた。 ...