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フレイル・高齢者の肺がんに低用量エルロチニブは安全で有効

2020年6月9日  JAMA Oncology

高齢またはフレイル状態の上皮成長因子受容体(EGFR)遺伝子変異陽性非小細胞肺がん患者80例(年齢中央値80歳、範囲49-90歳)を対象に、低用量エルロチニブの有効性と安全性を単一群第II相試験で検討した。 その結果、主要評価項目に規定した独立評価委員会の判定によるエルロチニブ50mg/日の客観的奏効率は60.0%だった。病勢制御率は90.0%、無増悪生存期間中央値は9.3カ月、全生存期間中央値は26.2カ月だった。一部の患者に軽度の有害事象が発生したが、グレード3以上の有害事象が発生した患者はほとんどいなかった。疾患の進行(60例)、死亡(3例)、有害事象(4例)および患者の希望(6例)により、計73例で試験治療が中止された。 ...