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高品質大腸がん検査1回陰性で大腸がん長期リスク低下

2020年6月14日  Annals of Internal Medicine

大腸内視鏡検査1回陰性だった受検者16万5887人(50-66歳)の大腸がんおよび大腸がんによる死亡の長期リスクを観察研究で検討。高品質の検査(適切な腸管前処置、腺腫検出率20%以上の内視鏡医が担当)と低品質の検査で、陰性後の大腸がん標準化発生比および標準化死亡比を一般集団と比較した。 最長17.4年の追跡期間で、一般集団と比較して、陰性受検者群の大腸がん発生率が72%、死亡率が81%低下した。高品質検査後の大腸がん発症率(標準化発生比0.16、95%CI 0.13-0.20)および死亡率(同0.10、0.06-0.14)は、低品質検査(同0.32、0.29-0.35および0.22、0.18-0.25)の2分の1だった。標準化発生比および標準化死亡比ともに、高品質検査のみ追跡期間の10.1-17.4年とそれ以前の期間とで差が見られなかった。 ...