1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 拳銃入手で銃器自殺リスク上昇 米カリフォルニア州

拳銃入手で銃器自殺リスク上昇 米カリフォルニア州

2020年6月18日  New England Journal of Medicine

拳銃所有歴のない米カリフォルニア州在住の成人男女2630万人を対象に、拳銃入手以降の自殺および全死亡リスクを検討した。最長12年2カ月の追跡期間中、67万6425人が拳銃を入手した。自殺者は1万7894人で、そのうち6691人が銃器自殺だった。 生存解析の結果、自殺率は拳銃所有群の方が非所有群よりも高かった(調整後ハザード比:男性所有者3.34、95%CI 3.13-3.56、女性所有者7.16、6.22-8.24)。拳銃所有群では、自殺率増加が極めて高い銃器自殺率(同7.82、7.26-8.43、35.15、29.56-41.79)に起因し、銃器以外による自殺率および全死亡率の増加は見られなかった。拳銃所有者群の銃器自殺リスクは入手直後で最も高かったが、拳銃所有者による銃器自殺の52%は入手後1年以降に発生していた。 ...