中等・重症ADの長期デュピルマブ治療は安全で有効

中等症ないし重症アトピー性皮膚炎（AD）の成人患者347例を対象に、長期デュピルマブ治療の安全性と有効性を継続長期投与非盲検試験（LIBERTY AD OLE試験）で検討。LIBERTY AD OLE試験は、以前デュピルマブ試験に登録した成人を追跡し評価する進行中の試験で、デュピルマブ週300mg、148週間投与の安全性を報告した。 その結果、安全性データは既報の試験結果（有害事象270.1件/100人年、重篤な有害事象6.9件/100人年）および既知の安全性プロファイルと一致した。頻度の高かった有害事象（患者の5％以上）は、鼻咽頭炎、AD、上気道感染症、結膜炎、頭痛、口腔ヘルペス、注射部位反応などだった。ADの徴候と症状は、148週時の平均湿疹面積・重症度指数が1.4（標準偏差3.2、親試験のベースラインからの平均変化率－95.4％）、毎週の掻痒数値評価スケールが2.2（同1.8、−65.4％）で、投与期間中持続した改善を示した。 ...