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アトピーにnemolizumab+外用薬で掻痒緩和

2020年7月24日  New England Journal of Medicine

外用薬の効果が不十分な中等度ないし重度掻痒を伴うアトピー性皮膚炎患者215例を対象に、外用薬と併用した抗インターロイキン-31受容体Aモノクローナル抗体nemolizumabの掻痒抑制効果を日本で実施された第III相試験で検証した。 その結果、16週時の掻痒の視覚的アナログ尺度(VAS)スコア(範囲0-100で高値ほど重度)のベースラインからの平均変化率はnemolizumab群-42.8%、プラセボ群-21.4%だった(差-21.5%ポイント、95%CI -30.2--12.7、P<0.001)。湿疹面積重症度指数(EASI、範囲0-72で高値ほど重度)スコアの平均変化率はnemolizumab群-45.9%、プラセボ群-33.2%、皮膚の状態に関する質問票(DLQI、範囲0-30で高値ほど日常生活への影響大)スコア4点以下の割合は40%、22%、不眠重症度指数(ISI、範囲0-28で高値ほど重度)スコア7点以下の割合は55%、21%、注射関連反応は55%、21%だった。 ...