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化膿性汗腺炎、エコーで切除マージン決定で再発減

2020年8月2日  専門誌ピックアップ

外科手術で15cm2以上の皮膚切除をを予定している化膿性汗腺炎患者を対象に、手術前の超音波検査を用いた切除マージン決定と臨床的判断による切除マージン決定による転帰をコホート研究で比較した。 その結果、超音波検査で切除マージンを決定した場合、平均切除範囲が3.67cm2大きかった(P=0.004)。Bland-Altman分析からは、手術の65%で、超音波検査を用いると皮膚切除範囲が増加することが示された。in 65% of surgical procedures the use of ultrasonography increased the projected skin-excised area国際化膿性汗腺炎(IHS4)スコア高値、BMI、男性およびHurley病期分類III期と比較したII期で超音波検査と臨床的判断の切除マージンの差が大きくなった。24週時の再発率は、臨床的に判断した切除マージンコホートで10%、超音波検査で決定した切除マージンコホートで30%だった(P=0.10)。 ...