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BRAF変異胆道がんにダブラフェニブ+トラメチニブが有望

2020年9月8日  The Lancet Oncology

全身治療歴があり切除不能のBRAFV600E遺伝子変異陽性胆道がん患者43例を対象に、ダブラフェニブ+トラメチニブ併用療法の抗腫瘍活性と安全性を第II相非盲検単群バスケット試験で検討(ROAR試験)。追跡期間中央値は10カ月だった。 その結果、固形がんの効果判定規準(RECIST)第1.1版に基づく全奏効率は、治験責任医師の判定で51%、独立評価委員会の判定で47%だった。最も発現頻度の高いグレード3以上の有害事象はY -グルタミルトランスフェラーゼ上昇(12%)だった。40%に重篤な有害事象、21%に治療関連の重篤な有害事象が発現し、そのうち最も頻度が高かったのは発熱(19%)だった。治療関連死の報告はなかった。 ...