1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 管理不良の高血圧症患者の割合が増加傾向 米

管理不良の高血圧症患者の割合が増加傾向 米

2020年9月17日  専門誌ピックアップ

1999年から2018年の米国人の血圧管理の推移を横断研究で検討。米国成人代表サンプル5万1761例のうち18歳以上の高血圧(拡張期血圧140mmHg以上、収縮期血圧90mmHg以上、または降圧薬の使用と定義)患者1万8262例を対象に、血圧管理が良好な患者の割合を1999-2000年から2017-2018年まで(2年をサイクルとして10サイクル)調査した。 その結果、年齢で調整した血圧管理が良好な患者の推定割合(適正血圧管理率)は、1999-2000年の31.8%から2007-2008年は48.5%に上昇し(傾向のP<0.001)、2013-2014年は53.8%で有意な変化は見られず(傾向のP=0.14)、2017-2018年になると43.7%に低下した(傾向のP=0.003)。 年齢別では、18-44歳と比べると、適正血圧管理率は45-64歳で高く(49.7% vs. 36.7%、多変量補正存在率比1.18、95%CI 1.02-1.37)、75歳以上で低かった(37.3% vs. 36.7%、同0.81、0.65-0.97)。このほか、いつも利用する医療施設がある患者の割合は...