1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 米のHIV曝露前予防投与、薬剤の支払額が年々増加

米のHIV曝露前予防投与、薬剤の支払額が年々増加

2020年9月20日  Annals of Internal Medicine

2014-18年米国でのHIV曝露前予防投与(PrEP)でのテノホビルジソプロキシルフマル酸塩+エムトリシタビン合剤(TDF-FTC)の薬剤費支払額の経時的傾向を検討。基本資料にはIQVIA社の縦断的処方データベースを用い、全体的な推計には一般化線形モデルを用いた。 年間PrEP処方件数は2014年の7万3739件から2018年には110万684件に、TDF-FTCの30錠当たり平均総支払額は1350ドルから1638ドルに(年平均成長率5.0%)、平均自己負担額は54ドルから94ドルに増加した(同14.9%)。2018年の30錠当たりの支払額に占める自己負担割合は5.7%、第三者割合は94.3%だった。IQVIAデータベースで2018年のPrEP薬剤支払額は総額20億8000万ドルとなり、そのうち16億8000万ドル(80.7%)は民間保険加入者、2億ドル(9.6%)はメディケイド受給者、4800万ドル(2.3%)はメディケア受給者、1億2700万ドル(6.1%)は製薬業者支援(manufacturer assistance)プログラムに対する処方によるものだった。 この記事に対する...