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片頭痛のerenumab、市販後研究で中止率の高さ確認

2020年10月2日  専門誌ピックアップ

頭痛専門クリニックの患者101例を対象に、抗カルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)受容体モノクローナル抗体erenumab注射の実際の効果を市販後後ろ向き観察研究で評価した。 erenumab投与6カ月間の追跡調査データを有する43例で、1カ月当たりの頭痛日数は6.5日、片頭痛の日数は8.4日減少した(いずれもP<0.001)。治療奏効率は、毎月の頭痛日数で34.9%、片頭痛日数で54.8%だった。対象例の27.7%がerenumabの投与を中止し、主な中止理由は無効(39.3%)および副作用(42.9%)だった。このほか、1週間のうちのwearing-off現象および便秘の発生率も高いことが認められた。 この記事に対する読者の皆さんからのコメントを募集しています。 (全てが表示されるものではありません。実名での回答になります。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投稿はこちら ...