1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 健康な人からCVD高リスク者を検出する機械学習モデルを開発

健康な人からCVD高リスク者を検出する機械学習モデルを開発

2020年10月13日  Journal of the American College of Cardiology

無症候性アテローム性動脈硬化症(SA)の発症と範囲を予測する機械学習Elastic Net(EN)モデルを新たに開発し、従来の心血管疾患(CVD)リスクスコアと精度を比較。外部検証にはProgression of Early Subclinical Atherosclerosis(PESA)コホートを用いた。 EN-PESAモデルで、全身性の無症候性アテローム性動脈硬化症の予測に対するC統計量は0.88だった。さらに、EN-PESAモデルがベースラインのSA拡大とは独立した3年時の進行度の予測因子となることが示された。PESAコホートの1411例を心血管の中リスクないし高リスクと定義した。この数値は、アテローム性CVDリスクスコア(267例)やSCORE(Systematic Coronary Risk Evaluation、507例)に基づく判定よりも有意に多かった。EN-PESAモデルでリスクが上昇した対象者の86.8%が、ベースラインでSAの徴候または3年間でSAの顕著な進行を示した。 この記事に対する読者の皆さんからのコメントを募集しています。 (全てが表示されるものではあり...