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アトピー性皮膚炎に用いるtralokinumab、P3の結果良好

2020年10月13日  専門誌ピックアップ

中等症ないし重症アトピー性皮膚炎の成人患者を対象に、インターロイキン-13を標的とするヒト化モノクローナル抗体tralokinumabの有効性と安全性を52週無作為化二重盲検多施設共同プラセボ比較第III相試験2件で評価した(ECZTRA 1試験、ECZTRA 2試験)。 主要評価項目に規定した16週時のIGA(治験責任医師による全般的評価)スコア0/1達成率は、プラセボ群よりもtralokinumab群の方が多かった(ECZTRA 1試験:P=0.002、ECZTRA 2:試験P<0.001)。EASI(湿疹面積及び重症度指標)75達成もtralokinumab群の方が良好だった(いずれもP<0.001)。16週時のtralokinumab奏効例の大部分は、52週時も他の薬剤(外用コルチコステロイド薬含む)を用いずにtralokinumab継続治療の奏効が維持されていることが確認された。最初の16週間の有害事象発現率は、tralokinumab群76.4%、61.5%、プラセボ群77.0%、66.0%だった。 この記事に対する読者の皆さんからのコメントを募集しています。 (全てが表...