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ACS疑いに早期非侵襲性心臓検査は有益か

2020年10月20日  JAMA Internal Medicine

米国で救急科を受診した急性冠症候群(ACS)疑いの患者7万9040例を対象に、ガイドラインが推奨する救急科受診から72時間以内の非侵襲性心臓検査(NIT)実施が評価後30日以内の死亡または急性心筋梗塞(MI)リスクにもたらす効果を後ろ向き多施設共同コホート研究で評価した。 患者1万6164例(21%)が早期NITを受けていた。30日以内の死亡または急性MIの絶対リスクは低かった(1%未満)。早期NITで、死亡またはMIの絶対複合リスク低下におけるわずかな利益(0.4%)が得られた。30日以内の死亡またはMI 1件を回避するための治療必要数(NTT)は250(死亡1件を回避するためのNTT 500、MI 1件回避のためのNTT 333、主要有害心血管イベント 1件回避のためのNTT 200)だった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事...