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2型糖尿病のCKD、finerenoneで進行リスク抑制

2020年11月6日  New England Journal of Medicine

レニン・アンジオテンシン系阻害薬を用いた治療中の慢性腎臓病(CKD)合併2型糖尿病患者5734例を対象に、非ステロイド系選択的硬質コルチコイド受容体拮抗薬finerenoneの腎および心血管転帰への長期的効果を二重盲検試験で検証した(FIDELIO-DKD試験)。 time-to-event解析の結果、追跡期間中央値2.6年での主要複合評価項目(腎不全、推定糸球体濾過量の40%以上の持続的低下または腎臓死)発生率はfinerenone群17.8%、プラセボ群21.1%だった(ハザード比0.82、95%CI 0.73-0.93、P=0.001)。副次的複合評価項目(心血管死、非致死性心筋梗塞、非致死性脳卒中または心不全による入院)発生率は13.0%、14.8%だった(同0.86、0.75-0.99、P=0.03)。有害事象発現率は同等だったが、高カリウム血症による治療中止率はfinerenone群2.3%、プラセボ群0.9%だった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors C...