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クッシング病の死亡危険因子を特定

2020年11月15日  専門誌ピックアップ

クッシング病患者191例を対象に、標準化死亡比(SMR)および独立した死亡の危険因子を長期的コホート研究で評価。中央値7.5年間の追跡を完了した172例を分析対象とした。 その結果、死亡した18例(10.5%)のうち8例(44%)が疾患活動期、8例(44%)が寛解期、2例(11%)が疾患管理下だった[全死因の推定SMR 3.1、95%CI 1.9-4.8、P<0.001]。心血管疾患が死亡の主な原因だった(同4.2、1.5-9.3、P=0.01)。潜在的交絡因子で調整した多変量コックス回帰モデルで、糖尿病(ハザード比5.2、95%CI 1.8-15.4、P=0.002)および診断時午後4時以降のコルチゾール高値(同3.4、2.3-7.0、P=0.02)、活動性疾患(同7.5、3.8-17.3、P=0.003)で死亡リスクが有意に上昇することが示された。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではあ...