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JIA治療のカナキヌマブ、発熱例にも有効

2020年11月27日  専門誌ピックアップ

活動性の全身型若年性特発性関節炎(sJIA)患者123例を対象に、治療開始時の発熱の有無によるカナキヌマブの長期有効性と安全性を非盲検実薬投与延長試験で検討。84例が試験を完了した(中央値1.8年)。 その結果、15日時の米国リウマチ学会(ACR)改善基準(adapted ACR Pediatric 50、70、90、100)達成率は発熱あり群(60.0%、48.6%、37.1%、24.3%)と発熱なし群(67.3%、48.1%、34.6%、19.2%)で同等だった。6カ月時の若年性関節炎疾患活動性スコア(JADAS)とACR基準で判定した臨床的寛解達成率は、発熱あり群17例(24.3%)、26例(37.1%)、発熱なし群9例(17.3%)、12例(23.1%)だった。15日時のadapted ACR Pediatric 50達成が臨床的寛解の強力な予測因子だった(JADASで判定:オッズ比13、95%CI 4-42、P<0.0001、グルココルチコイド投与中止で判定:同19、3-114、P=0.002)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投...