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出産前後1年間は自殺念慮、自傷行為が大幅に増加

2020年12月6日  JAMA Psychiatry

2006-17年の米国民間保険加入者の医療費請求データベースを用いて、出産者の自殺傾向を連続横断研究で検討。分析の対象者は15-44歳の出産者59万5237人(出産69万8239件)で、出産時の平均年齢は31.9歳だった。自殺傾向の診断は国際疾病分類ICD-9-CMおよびICD-10-CMの診断コードを基準とした。 その結果、2683人が出産前後1年間に自殺傾向と診断された。自殺念慮の有病率は100人当たり0.1%から0.5%へ増加[差0.4%、P<0.001]、意図的な自傷の有病率は100人当たり0.1%から0.2%へ増加(差0.1%、P<0.001)、自殺傾向の有病率は100人当たり0.2%から0.6%へ増加した(差0.4%、P<0.001)。非ヒスパニック系黒人、低所得者、若年者で自殺傾向の大幅な増加が見られた。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご...