1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. プラゾシンがアルコール離脱症状に有効

プラゾシンがアルコール離脱症状に有効

2020年12月10日  American Journal of Psychiatry

アルコール使用障害(AUD)の成人100例を対象に、アルコール離脱症状の重症度がプラゾシンの効果に及ぼす影響を12週間の二重盲検無作為化プラセボ対照概念実証試験で検討した。 その結果、アルコール離脱症状の重症度が高いプラゾシン投与群では大量飲酒日数の割合が7.07%、飲酒日数の割合が27.46%、プラセボ群ではそれぞれ35.58%、58.47%だった(オッズ比0.14、95%CI 0.058-0.333、同0.265、0.146-0.481)。アルコール離脱症状の重症度が低いまたは離脱症状のない患者では、プラゾシンによる同等の便益は見られなかった。このほか、プラセボ群と比べると、アルコール離脱症状の重症度が高いプラゾシン投与患者の不安、うつ病、アルコール渇望が有意に改善した。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投稿はこち...