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心血管リスク、魚食の方が肉食より低い

2021年1月3日  European Heart Journal

英国バイオバンクに参加した男女42万2791例(55.4%が女性)を対象に、食物摂取頻度調査票に基づく食生活の種類別の心血管疾患(CVD)発症および死亡リスクを前向きに比較。参加者を菜食群、魚食群、魚+家禽肉食群、肉食群に分類した。追跡期間中央値は8.5年で、参加者の94.7%を肉食群が占めていた。 交絡因子で調整した解析の結果、肉食群に比べると、魚食群の方がCVD(調整後ハザード比0.93、95%CI 0.88-0.97)、虚血性心疾患(同0.79、0.70-0.88)、心筋梗塞(同0.70、0.56-0.88)、脳卒中(同0.79、0.63-0.98)、心不全(同0.78、0.63-0.97)発症リスクが低く、菜食群でCVD発症リスクが低かった(同0.91、0.86-0.96)。肉食群と魚+家禽肉食群で有害転帰リスクに差は見られなかった。食生活の種類とCVD死亡リスクに関連は見られなかった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは...