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全身型JIAのカナキヌマブ、寛解後に漸減可能

2021年1月5日  専門誌ピックアップ

全身型若年性特発性関節炎(JIA)の小児182例を対象に、臨床的完全寛解を維持するためのカナキヌマブ単独療法漸減レジメンの有効性と安全性を2つのパートから成る第IIIb/IV相非盲検無作為化試験で評価。カナキヌマブ単独投与で臨床的寛解が得られた患者を投与量漸減後中止する群と投与間隔延長後中止する群のいずれかに無作為化した。主要評価項目は、無作為化後の患者の40%超で試験の最初のパートで臨床的寛解を24週間維持できたかの評価とした。 パート2に進む前に無作為化された75例中、投与量漸減群(2 mg/kg、4週ごと)38例中27例(71%)と投与間隔延長群(4 mg/kg、8週ごと)37例中31例(84%)で、臨床的寛解が24週間維持された(各群での臨床的寛解維持40%超に対するP≦0.0001)。75例中25例(33%)がカナキヌマブを中止し、中止した全25例で臨床的寛解が少なくとも24週間維持された。新たな安全性シグナルは確認されなかった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoct...