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造血幹細胞移植後の急性GVHD予防にシタグリプチン併用が有効

2021年1月19日  New England Journal of Medicine

骨髄破壊的移植前治療後に同種末梢血動員幹細胞移植を施行した患者36例(年齢中央値46歳)を対象に、タクロリムス+シロリムスとシタグリプチン併用による急性移植片対宿主病(GVHD)抑制効果を第II相臨床試験で検討。移植前日から移植14日後まで、シタグリプチン600mgを12時間ごとに経口投与した。 その結果、100日時までのグレードII-IVの急性GVHD発症率は5%、グレードIII-IVの発症率は3%だった。1年時の非再発死亡率は0%、累積再発率は26%、慢性GVHDの累積発症率は37%、無GVHD無再発生存率は46%だった。毒性は同種幹細胞移植患者での結果と同様だった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投稿はこちら ...