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HPVワクチン接種で子宮頸がんが減るまで何年かかる?

2021年1月21日  専門誌ピックアップ

英国ウェールズで1953-2007年の出生コホートの女性(25-64歳)を対象に、ヒトパピローマウイルス(HPV)16型および18型ワクチン接種開始の効果を検討。ワクチン接種と同時に導入されたHPV子宮頸部検査の公表推定値を用いて、2018-32年に実施する膣拡大鏡検査(コルポスコピー検査)数および高悪性度子宮頸部上皮内病変(CIN2+)検出数を推定した。 その結果、ワクチン接種によってHPV検査の全国展開後3-4年以内に膣拡大鏡検査数が10%減少し、その後は約20%減少すると推定された。膣拡大鏡検査数は、現在の検査間隔を維持する場合、2018年の6100件から増加し、2021年には8000件(31%の増加)でピークに達すると推定された。CIN2+病変検出数は2026年までに年間診断数が現在よりも約60%減少し、約1000件で安定すると推定された。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありま...