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子宮内膜がんの死因、心血管疾患が子宮内膜がんの3倍

2021年1月25日  専門誌ピックアップ

子宮内膜がん女性745例を対象に、主な死因と修正可能な危険因子を研究で検討。比例ハザード回帰分析を用いて、年齢と病期で調整後の死因ごとのハザード率比(hazard rate ratio)を推定した。 追跡期間中央値19.9年で、450例の死亡を確認した。心血管疾患(CVD)(145例、32%)とがん(135例、30%)が2大死因で、子宮内膜がんによる死亡は10%(46例)だった。肥満、糖尿病、喫煙に全死因死亡リスク上昇との関連が見られた(ハザード率比1.77、95%CI 1.36-2.31、同1.74、1.34-2.27、同1.59、1.16-2.17)。糖尿病はCVD特異的死亡リスク増加と関連したが(同1.98、1.38-3.08)、子宮内膜がん特異的死亡との関連は見られなかった(同0.55、0.21-1.48)。肥満と喫煙に、CVD特異的死亡リスク上昇(同1.46、0.92-2.32、同1.21、0.67-2.18)および子宮内膜がん特異的死亡リスク上昇(同1.81、0.83-3.93、同0.61、0.17-2.15)いずれとの関連も見られなかった。 この記事への読者の皆様(医師...