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悪性胸膜中皮腫、放射線療法後の胸膜肺全摘は実施可能

2021年1月29日  The Lancet Oncology

治療歴がない悪性胸膜中皮腫患者102例を対象に、放射線療法(RT)後に手術を施行する新たなアプローチ(SMART)の臨床的実効性を単施設第II相試験で検討。SMARTプロトコルは、片側胸郭に対する短期間の加速照射法による高線量、強度変調放射線治療(IMRT)後に胸膜肺全摘術を実施するものとした。 IMRT終了後中央値5日時に胸膜肺全摘術を施行した。30日間の周術期に、治療した96例中47例(49%)にグレード3-4のイベントが発生し、1例(1%)が死亡した(グレード5の肺炎)。中央値46.8カ月の経過観察期間で、5年累積遠隔再発は63.3%だった。よく見られた再発の初発部位は対側胸腔46%)と腹腔内(44%)だった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投稿はこちら ...