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糖尿病があると女性のCHD早期発症リスク上昇

2021年1月30日  専門誌ピックアップ

米Women's Health Studyに参加している心血管疾患の既往歴がない45歳以上の女性医療従事者2万8024例を対象に、女性の冠動脈疾患(CHD)早期発症の危険因子を検討。追跡期間中央値は21.4年だった。 臨床的因子のうち、糖尿病はどの年齢でもCHD発症の調整ハザード比が最も高かった[55歳未満発症で10.71(95%CI 5.57-20.60)、75歳以上発症で3.47(95%CI 2.47-4.87)]。このほか、55歳未満で認められたCHD発症の危険因子に、メタボリックシンドローム(調整ハザード比6.09、95%CI 3.60-10.29)、高血圧(同4.58、2.76-7.60)、肥満(同4.33、2.31-8.11)、喫煙(同3.92、2.32-6.63)があった。約50種類のバイオマーカーではリポタンパク質インスリン抵抗性の標準化調整ハザード比が最も高く、55歳未満で6.40(95%CI 3.14-13.06)で、年齢とともに低下した。このほかに55歳未満のCHD発症で有意性が認められたバイオマーカーに、LDLコレステロール(調整ハザード比1.38、95%CI...