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気分障害の若者、大麻使用障害があると全死亡リスク上昇

2021年1月31日  JAMA Pediatrics

気分障害がある若者の大麻使用障害(CUD)と自傷、自殺、全死亡リスクとの関連を検討すべく、後ろ向きコホート研究を実施。米オハイオ州の死亡証明書データとひも付けたメディケイド保険請求データを用いて、気分障害の診断を受けた10-24歳の患者20万4780例(診断時の平均年齢17.2歳、女性65.0%)を特定し、最長365日追跡した。主要評価項目は、非致命的自傷、全死因死亡、自殺による死亡、偶発的過量服用、自動車事故、殺人による死亡とした。 その結果、気分障害がある若者の10.3%にCUDが見られ、年長(14-18歳 vs 10-13歳、補正済みリスク比9.35、95%CI 8.57-10.19、19-24歳 vs 10-13歳、同11.22、10.27-12.26)、男性(同1.79、1.74-1.84)、黒人(同1.39、1.35-1.44)、双極性障害またはその他の気分障害(双極性障害=同1.24、1.21-1.29、その他の気分障害=同1.20、1.15-1.25)、自傷歴(同1.66、1.52-1.82)、メンタルヘルス外来受診歴(同1.26、1.22-1.30)、精神科への入院...