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膀胱切除のロボ術と開腹術、術後合併症とQOLに有意差なし

2021年2月1日  European Urology

骨盤リンパ節郭清術および尿路変更を伴う根治的膀胱切除術を施行した膀胱がん患者348例(ロボット手術群180例、開腹手術群168例)を対象に、開腹手術に対するロボット手術の有効性を多施設共同前向き比較効果研究で検討。主要評価項目は、術後90日での合併症とした。 その結果、合併症発生率は、開腹手術群63%、ロボット手術群56%だった(リスク差-6.4%、95%CI -17-4.5)。重度(Clavien-Dindo分類で判定したグレード3-5)合併症発生率は、開腹手術群15%、ロボット手術群16%(同0.9%、-7.0-8.8)、軽度(同グレード1-2)合併症発生率は、開腹手術群57%、ロボット手術群49%だった(同-7.6%、-19-3.6)。健康関連QOLに群間差はなかった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投稿はこち...