早期子宮頸がん、術後CRTは逐次併用でDFS改善

中国で、早期子宮頸がんの術後補助療法に用いる化学放射線療法（CRT）の逐次併用および同時併用の有効性を第III相無作為化試験で評価（STARS試験）。FIGO分類IBないしIIA期の子宮頸がんで、病理学的所見に基づく再発危険因子がある患者1048例（年齢中央値48歳）に広汎子宮全摘術後を施行後、CRT逐次併用群（353例）、CRT同時併用群（345例）、放射線治療（RT）単独群（350例）に割り付けた。主要評価項目は、3年時の無病再発率（DFS）とした。 その結果、intention-to-treat解析で、逐次併用群のDFSがRT単独群（3年DFS 90.0％ vs 82.0％、ハザード比0.52、95％CI 0.35-0.76）および同時併用群（同90.0％ vs 85.0％、0.65、0.44-0.96）より高かった。リンパ節転移で補正後、逐次併用群では、RT単独群に比べがん死亡リスクも低下した（5年時92.0％ vs 88.0％、ハザード比0.58、95％CI 0.35-0.95）。しかし、同時併用群とRT単独群のDFSとがん死亡リスクに差は認められなかった。 この記事への読...