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転移性乳がんのカペシタビン、utidelone併用でOS改善

2021年2月2日  専門誌ピックアップ

複数レジメンによる治療歴があるアントラサイクリン系薬およびタキサン系薬不応の転移性乳がん患者405例を対象に、utidelone+カペシタビン併用療法の効果をカペシタビン単剤療法と比較した第III相無作為化比較試験(BG01-1323L)の最終解析結果を報告。最終解析時での追跡期間中央値は併用群19.6カ月、単剤群15.4カ月だった。 intention-to-treat集団で全生存期間(OS)を解析した結果、生存期間中央値は併用群19.8カ月、単剤群16.0カ月だった(ハザード比0.75、95%CI 0.59-0.94、P=0.0142)。一次解析に続き、今回の解析でも併用療法の単剤療法に対する無増悪生存期間(PFS)および全奏効率(ORR)での優越性が示された。安全性の結果は先行報告とほぼ同じで、新たな遅発性毒性や安全性上の懸念は認められなかった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではあ...