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地中海食による認知機能低下抑制効果は西洋食で減弱

2021年2月2日  Alzheimer's & Dementia

Chicago Health and Aging Projectに参加した5001人(アフリカ系米国人63%、男性36%、年齢74±6.0歳)を対象に、地中海食による認知機能低下抑制効果が西洋食によって損なわれるかを前向き研究で検討。平均6.3±2.8年の追跡で、食物摂取頻度調査票を用いて食事データを収集、認知機能を2回以上評価し、混合効果モデルで年齢、性別、教育、人種、認知活動、運動および総カロリーを調整した。 層別解析の結果、地中海食の高頻度摂取による認知機能低下への有意な効果は、西洋食スコア低値群のみに認められ(地中海食スコア最高三分位群と最低三分位群の比較でβ=0.020、P=0.002、傾向のP=0.002)、西洋食スコア高値群には認められなかった(同β=0.010、P=0.11、傾向のP=0.09)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認く...